スタジアムの天井はなぜ崩れない?
地震工学を学び、構造の大切さを実感。
浅嶋 七絵
建築学部 建築学科 4年生
地震工学研究室
趣味は、サッカー観戦。地元・新潟県のホームチームであるアルビレックス新潟を応援しに、家族で試合観戦に行っていた。今は、東京で一人暮らし。最近は、料理にハマり、レパートリーを増やしている。
「ドーム型スタジアムは、天井を支える柱がないのに、なぜ、広い空間が崩れないのだろう」。そんな疑問を抱いたことが、建物の構造に関心を持ったきっかけでした。印象に残っているのが、2年生の時に授業で行った耐震実験です。建物の骨組みの模型を作り、屋根に重りを載せて振動させて、どのくらい壊れずに耐えられるかを実験しました。その時、構造によって建物の強度は大きく異なることを実感。ますます構造に興味が湧き、年縄巧教授の地震工学研究室を選びました。
2024年1月に発生した能登半島地震の際、新潟県の実家でも大きな揺れを感じたことから、地震動に関心を持ち、卒業研究で取り組んでいます。地震動に影響を与える要因の一つとして注目したのが、地盤です。防災科学技術研究所が運用するK-NET(全国強震観測網)を活用し、地盤と地震動との関係を調査しました。その結果、震源からの距離が同じでも、地盤の強度によって各地の地震動が異なることがわかりました。特に、粘土質の地盤は軟弱で、地震の時に大きく揺れやすいことが見えてきました。
研究以外では、建物の施工管理を手がける会社でインターンシップを経験。実際の仕事を垣間見て、基本設計や構造設計の重要性を改めて感じました。
卒業後は、住宅リフォームの会社に就職予定。建築と同じくらい人と関わることも大好きで、その両方に携わりたいとの思いから、お客様にリフォームを提案するアドバイザーとして働くことを決めました。今後は研究を通じて得た知識をお客様への提案に生かしていきたいと思っています。
2025年3月掲載
*内容・経歴は取材もしくは執筆時のものです。