明星SATOYAMAプロジェクト
お節介な研究広報さん
明星SATOYAMAプロジェクトとは
明星大学では、学内の自然環境・資源・歴史に着目し、多摩地域でも有数の学内「里山」環境の過去と現在を知り、その活用と地域連携について考える「明星SATOYAMAプロジェクト」を2022年に始動しました。実際に明星大学には、減少傾向にあるアカマツ林や、絶滅危惧種のギンランが自生しており、ゲンジボタルが生息する清流があることも分かっています。
このプロジェクトは、ワンキャンパスに9学部1学環が集結した総合大学である明星大学ならではの取り組みとして、幅広い学部の教員や学生が、それぞれの視点や専門性を持ち寄り、掛け合わせながら考える、学部横断型のクロッシング・プロジェクトです。
各学部の教員は、「多摩の里山を楽しむキャンパス」というコンセプトのもと、学生を巻き込みながらそれぞれの専門領域を活かした取り組みを進めています。今年(2023年)は、ホタルの生息地確保のため、生息地整備のための道をつくることや、大学の敷地内での畑づくり等に取り組んでいます。また、学外での活動として、イオンモール多摩平の森のSDGsフェスに参加し、学内で間伐された剪定枝を使用したバードコールの製作体験イベントを学生が中心となって実施しました。
TOPICS:スウェーデントーチの検証企画
経営学部の大森 寛文教授、理工学部の柳川 亜季准教授とそのゼミの学生が中心となり、2023年12月6日に日野校で「学内で伐採された樹木で製作したスウェーデントーチの検証企画」を実施いたしました。
本企画は、森林を維持、管理していくための里山資源の経済化を目指し、スウェーデントーチの「着火→調理→消火」の体験を通じて、樹木の品種やサイズによる着火までの所要時間の違い等を検証することを目的に行いました。企画当日は、日野市内の緑地を調査し、新しい活用方法を探ることを目的に活動を行う市民団体「みどりのワクワクチーム」と協働で実施しました。
ひとこと
年月掲載
*内容・経歴は取材もしくは執筆時のものです。