INTERVIEW 学生インタビュー INTERVIEW 学生インタビュー

建築学部

建築設計はチームプレー。
研究室の仲間と共に
卒業設計に取り組む。

北島 菜奈花

建築学部 建築学科 4年生
建築意匠・建築設計研究室

埼玉県から2時間の通学時間は、勉強時間として有効活用している。キャンパスのお気に入りスポットは、29号館横にある花壇。ベンチに座り、風を感じながら昼ご飯を食べるのが楽しみ。

メインイメージ

1年生の時に「建築設計製図」の授業で、設計の面白さを知り、村上研究室に入りました。現在取り組んでいる卒業設計では、10年間、フィギュアスケートをやっていた経験と、高校時代に所属していた吹奏楽部での経験を活かし、音楽の要素を取り入れたスケートリンクを設計しようとしています。

設計のプロセスは、まさに「生みの苦しみ」です。何度描き直しても納得できる図面ができず、頭を抱えることもしばしばです。そうやってもがき苦しんだ先にこそ、新しいものが生まれる瞬間があります。諦めずに作品と向き合い、満足できる図面を完成させた時の達成感は格別です。

指導教授の村上先生は、短所を指摘するのではなく、どんな時も個性や長所を見つけ、それを伸ばすような指導をしてくださいます。またいき詰まった時、相談し合える研究室の同期や大学院生の先輩の存在も力になっています。研究室のメンバーは、ライバルであると同時に同じ目標を持って共に学ぶ仲間でもあります。建築設計は、一人で取り組む孤独な作業だと思っていましたが、村上研究室で学ぶ中で、チームプレーでもあると実感するようになりました。全卒業設計の中から選ばれた優秀作品の模型は、学内で展示され、さらに最優秀作品は、学外のコンペに出品されます。「皆で選ばれたらいいね」と励まし合いながら、制作を進めています。

一方課外では、3年間、テーマパークでスタッフのアルバイトをしました。園内のショップやレストランで販売や接客を担当。お客様に笑顔になってもらえるのが楽しかったです。夢の世界を具現化したテーマパークの建物からインスピレーションを得たことが、設計する上でも糧になっています。

人の居場所、生きていく場所を作れるところが、建築設計の魅力です。いつか地図に載るような建物を設計したいと夢を膨らませています。

卒業設計はスケートと吹奏楽部の経験から発想したスケートリンク+劇場施設。フィギュアスケートは3回転ジャンプをこなす腕前。
卒業設計はスケートと吹奏楽部の経験から発想したスケートリンク+劇場施設。フィギュアスケートは3回転ジャンプをこなす腕前。
村上研究室のみんなと。
村上研究室のみんなと。
ゼミではそれぞれの個性的な卒業設計がずらりとならぶ。
ゼミではそれぞれの個性的な卒業設計がずらりとならぶ。

2024年3月掲載

*内容・経歴は取材もしくは執筆時のものです。