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鳥からみる「みとりワークショップ+フィールド」

お節介な研究広報さん

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ワンキャンパスに9学部1学環が集結した総合大学である強みを生かし、各学部の教員がそれぞれの視点や専門性を持ち寄り、掛け合わせ、「多摩の里山を楽しむキャンパス」というコンセプトで活動している「明星SATOYAMAプロジェクト」

このコーナーでは、学内の自然環境・資源・歴史に着目し、その活用と地域連携について考える活動の報告と、それに携わる教員の紹介をしていきます。

■鳥からみる「みとりワークショップ+フィールドワーク」

自分たちの身近にどのような鳥がいるのか。また、その鳥からみるとこの地域はどのように見えているのか。今回は2024年3月9日に行われた、鳥からみる「みとりワークショップ+フィールドワーク」をレポートします。

当日は、地域の参加者に向けて大学内の生態系と生息する鳥についての講座(理工学部 柳川亜季准教授と八王子・日野カワセミ会事務局長 佐藤哲郎氏)と自然観察をするフィールドワークを行い、敷地内に残る昔道を歩きました。柳川准教授は生態調査の結果を他学部に共有し、そのフィードバックを緑地整備に生かす活動もしています。その後のワークショップでは2つのグループに分かれ、陶器の鳥の皿づくり(デザイン学部 塩野麻理教授)と木のバードハウスづくり(木工デザイナー 大沼勇樹氏)を行いました。

フィールドワークで集めた葉っぱを使って鳥のうつわを作ったり、地域に生息する小鳥を思い浮かべながら鳥小屋をつくったり、自然を通した交流を楽しみました。

このイベントで作成したパンフレット「みとり絵図」はダウンロードすることができます。

インタビュー:デザイン学部 萩原修 教授

今回、このワークショップを企画したデザイン学部 萩原修教授にお話を聞きました。

「ネイチャー(自然)とカルチャー(文化)は対義語とされ、デザインは人工的なモノ・コトが中心でしたが、近年では環境問題もあり、自然との関係を大事にするようになってきています」と萩原教授。

多摩エリアは23区とは異なる成り立ちがあり、多摩で暮らす人たちにもっと地域のことを伝えていきたいと、様々なプロジェクトをデザインすることで「きっかけ」をつくり続けているとのこと。

その一つに、みどりのオープンキャンパスという、多摩丘陵の10大学を巡る企画もありました。「大学を地域に開き、『共有の資源』を活かす意識でつながることで、この地域をもっと面白くしていきたいですね」

今回ご紹介したプロジェクトは、ぜひ動画でもご覧ください。

パンフレット「みとり絵図」もダウンロードすることができます。

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ひとこと

LiTではSATOYAMAプロジェクトについても連載中です。 こちらの報告は第2号(2024summer)に掲載された内容です。 Instagram(meisei_koho_lit) もみてください♪
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年月掲載

*内容・経歴は取材もしくは執筆時のものです。